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【院長 若槻隼人 監修】インプラント治療の「大前提」― 骨がないとできない?あなたの骨の状態、確認できていますか?
【院長 若槻隼人 監修】インプラント治療の「大前提」― 骨がないとできない?あなたの骨の状態、確認できていますか?
こんにちは。しろくま歯科医院 院長の若槻隼人です。
「失った歯をインプラントで治したい」とお考えの方にとって、インプラントは非常に魅力的な治療法です。しかし、インプラント治療には、**「十分な骨の量と質」**という、非常に重要な条件があります。
「インプラントは骨があるうちにしかできない」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。今回は、なぜインプラント治療に骨が必要なのか、骨が少ない場合はどうするのか、そしてご自身の骨の状態を確認することの重要性について、詳しく解説します。
1. なぜインプラントに「骨」が必要なのか?
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、それが骨と結合することで、天然の歯根のように安定させる治療法です。
このため、インプラントを安全かつ確実に支えるためには、以下の2つの条件が不可欠です。
- 十分な「骨の量」: インプラント体を完全に覆い隠し、安定させるための高さと幅のある骨が必要です。
- 十分な「骨の質」: インプラント体がしっかりと結合できる、健康で緻密な骨が必要です。
土台となる骨が不足していると、インプラントがグラグラしたり、脱落したりするリスクが高まります。
2. 「骨がない」ってどういうこと?骨が減ってしまう原因
歯を失ってから時間が経つと、その部分の顎の骨は少しずつ痩せて(吸収されて)しまいます。これは、歯根からの刺激がなくなることで、骨が「もう必要ない」と判断してしまうためです。
特に以下のような状況では、骨の量が不足している可能性が高くなります。
- 抜歯後、長期間放置している: 抜歯後、数ヶ月で骨の吸収が始まります。
- 重度の歯周病だった: 歯周病は、歯を支える骨を溶かす病気です。
- 合わない入れ歯を長く使っていた: 入れ歯の圧迫や刺激で、骨が痩せることがあります。
3. 「骨がないからインプラントは無理」ではない!骨を増やす治療法
「自分は骨が少ないからインプラントはできない」と諦める必要はありません。近年では、骨が少ない場合でも、**骨を増やすための「骨造成術」**という治療法があります。
主な骨造成術には、以下のようなものがあります。
- ソケットリフト・サイナスリフト(上顎洞挙上術): 上顎の骨が薄い場合に、上顎洞(鼻の横の空洞)の底を上げて骨を増やす方法です。
- GBR(骨誘導再生療法): 骨を増やしたい部分に人工骨やご自身の骨などを移植し、特殊な膜で覆うことで骨の再生を促す方法です。
これらの治療を行うことで、インプラント治療が可能になるケースも多くあります。
4. あなたの骨の状態、どうやって確認する?
ご自身の顎の骨の状態は、目で見たり触ったりするだけでは判断できません。
当院では、インプラント治療を検討されている患者様には、必ず歯科用CTによる精密検査を実施しています。CT画像は、骨の高さ、幅、密度、神経や血管の位置などを立体的に把握できるため、安全で正確な治療計画を立てる上で不可欠です。
5. まとめ:骨がある「健康なうち」に相談を
インプラントは、骨があるうちに治療を行うのが最も理想的です。歯を失ったまま放置する期間が長くなるほど、骨は減少し、治療が複雑になる可能性があります。
「インプラントに興味はあるけど、自分の場合はどうだろう?」と少しでも不安に思われた方は、まずは一度、しろくま歯科医院にご相談ください。院長 若槻隼人が、CT画像をもとにあなたの骨の状態を詳しくご説明し、最適な治療計画をご提案させていただきます。
手遅れになる前に、ご自身の健康な骨と笑顔のために、一歩踏み出しましょう。
しろくま歯科医院 院長 若槻隼人